allergy-daysアレルギー・デイズ
〜小麦&卵&乳製品アレルギーの息子を育てる
アラフォーワーママ奮闘記〜
2025年3月5日

食物アレルギーがある子供を保育園に入園させる!事前面談で言っておくこと

食物アレルギーを持っている子供を保育園に入園させたい!でも不安・・・。保育園はどんな対応をしてくれるんだろう??私も入園させる前はそんな気持ちでいっぱいでいろんなサイトを検索しました。

小麦・卵・乳製品にアレルギーがある子供を保育園に入れるにあたっての流れをご紹介したいと思います。

うちの子供は、離乳食の段階で小麦・卵・乳製品にアレルギーがあることが発覚しました。

母親である私は1歳の4月入園で仕事復帰をしたく、保育園に入れようとは思うものの、保育園での食事にはとても不安がありました。ここでは私が子供を保育園に入れる際に気にしたポイントと、実際に保育園の先生とどのようなやりとりをしたのかをまとめます。

入園が決まった!入園説明会とは別に個別面談がある

申し込みの資料には「食物アレルギー(小麦・乳製品・卵)あり」という記載のみ、もちろん見逃されるなんてことはないだろうけど、どんな対応をしてくれるんだろう・・・??と不安だらけでした。

アレルギー有無に関わらず、全員が入園前の個別面談を受けます。だいたい1時間程度だったと記憶しています。

園長先生と、私と、夫、それから息子で保育園へ伺い、事務所で話をすることに。

 

看護師の先生が同席することも

看護師が常駐する園とそうでない園の違い

息子が入園する保育園は0歳児からの保育をおこなっている園のため、保育士さんとは別に看護師さんが常駐しています。実はココもこの園に入園を決めたポイントのひとつでした。

もう一つ迷っていた園があって、そちらは0歳児がない園。1歳4月入園を考えていたので、0歳児からの進級がない(=新規入園の人数枠が大きい)のは魅力的だったのですが、1歳児からの園は看護師さんが常駐する必要がないらしく、「近隣の病院と提携しています」といった案内だけでした。

アレルギー持ちの息子を預ける親としては、やはり何かあった時に医療の知識がある方が近くにいていただけるのは安心感があります。実際に保育園に通い出してからは、アレルギー症状の疑いがある時や発熱があった時に限らず、転んだ時・目にゴミが入った時など、ちょっとしたことでも保育士の先生が対応してくださっていて、とてもありがたいです!

入園前面談の具体的な内容

通常の入園前面談の内容

通常の面談の内容として通勤時間や慣らし保育の方向性(どのくらいの時間をかけたいか、など)を話し合います。

  • 勤務先から保育園までの所要時間
  • 保育希望時間(何時から何時までを希望するか)
  • 慣らし保育の方向性(職場復帰する時期、いつまでに慣らし保育を完了させたいなどあるか)
  • 緊急連絡先(連絡する順序も)
  • 提出書類の説明

園長先生も柔らかな雰囲気で話を聞いてくださいます。

慣らし保育などは全く想像がつかなかったのですが、園長先生の方から「じゃあこんな感じでどうですか?」と提案していただけたので、イメージがわきました。

アレルギーに関しての内容

ひととおりのお話をした後、園長先生から「申請書に記載いただいていますが、アレルギーについてもお話させてください」と話を振っていただきました。

いつ頃・どのような症状が出たのか、どのような対応をしているのか、などじっくりと話を聞いていただきました。

園長先生も、看護師の先生もたくさんメモをとってくださります。

私が話したのは以下の内容です。

  • アレルギーを発症した時期(離乳食を開始したとき、など)
  • アレルギーの症状(じんましんが出た・嘔吐した、など)
  • 小児科での対応(完全除去の指示があった・特に常備薬などはない、など)
  • 現在の食事(完全除去・醤油などの調味料は食べられる、など)

症状についてはスマホの写真を見せながら説明すると、理解してもらいやすかったです。

園での食事の方針(世田谷区立保育園)

息子が通っている世田谷区立保育園では、アレルギーっ子に対して

  • 1ヶ月分の献立をもとに毎月「アレルギー面談」を実施し、対応を確認する
  • 対応食は保育園全体で1種類
  • 毎日の食事は調理師さんと担任の先生で相互に確認
  • 「自分の分」と「お友達の分」の区別がつくようになるまでは別テーブルで食事

という対応をとってくださっています。

この内容については、こちらの記事で詳しく説明していますので、ご覧になってください。

地震など緊急時の対応方法

園長先生からのお話で特に印象に残っているのは、緊急時の対応もお話してくださったことです。

地震などに被災して避難が必要になった場合、誤食のないように「これこれの食材にアレルギーがあります」といったゼッケンをつけられるとのこと。

これに対して、「アレルギーがあるという個人情報ではありますが、緊急事態の場合はこんな対応をしようと思っています、よろしいですか?」と確認してくださいました。

安全面・個人情報面の両面にご配慮いただき、とても安心したことを覚えています。

アレルギーに関する書類提出の指示

この他、医師の名前で区に対してアレルギー対応を依頼する書類を提出されるよう言われ、そのフォーマットを渡されました。

かかりつけの小児科に提出すると、サラサラサラ〜っと書いてもらえる内容です。

うちは(エピペンなど)発症した際の薬を指導されていないので預薬に関する書類はありませんでしたが、そういったものがある方にはそれ用の書類があるようです。

気になることはとことん聞いて大丈夫!

入園前の面談も、入園後の先生も、みんなとことん話を聞いてくださります。

先生方もプロですし、他にもアレルギー持ちの子は何人もいるので体制はしっかりしています。

(もちろん何かあったら一大事なので、先生方もかなり気を配ってくださっている印象です)

「保育園の対応ってどうなのかな?」と心配になっている方の力になれたら嬉しいです。

心配は絶えないと思いますが、一緒に頑張りましょう!

アレルギーに関しては、あくまでもうちの息子の場合についてご紹介させていただきました。
地域によって・園によって、対応に違いがあると思いますのでご了承ください。