allergy-daysアレルギー・デイズ
〜小麦&卵&乳製品アレルギーの息子を育てる
アラフォーワーママ奮闘記〜
2025年3月2日

食物アレルギーっ子は保育園でどんな食事をする?

食物アレルギーを持っている子供は、保育園でどんな食事をどうやってとっているの?

ここでは、小麦・卵・乳製品にアレルギーがある私の子供(3歳)が、保育園でどのような給食・おやつをどうやって食べているのか、また、保育園の先生と保護者である私とのやりとりはどんなことがあるのかをご紹介します。

園での食事の方針(世田谷区立保育園)

息子が通っている世田谷区立保育園では、

  • 1ヶ月分の献立をもとに毎月「アレルギー面談」を実施し、対応を確認する
  • 対応食は保育園全体で1種類
  • 毎日の食事は調理師さんと担任の先生で相互に確認
  • 「自分の分」と「お友達の分」の区別がつくようになるまでは別テーブルで食事

という対応をとってくださっています。

ひとつずつ説明していきますね。

毎月「アレルギー面談」を実施

保育園では毎日11時すぎに食べる「昼食」と15時すぎに食べる「おやつ」が提供されます。

それぞれ1ヶ月分をまとめた献立表があり、その内容を毎月「アレルギー面談」という名前で確認しています。

アレルギー面談は

  • 園長先生または副園長先生
  • クラスの担任の先生
  • 栄養士の先生
  • 保護者

の4名で行います。(最初のうちはそこに看護師の先生も加わってくれていました)

栄養士の先生が、1日ずつその日のメニューを読み上げ、それぞれ「同じものを食べる」のか、「対応食を食べる」のかを説明、対応食の場合は「代わりに何を食べるのか」を説明してくれます。

アレルギー対応食は園で1種類

園長先生から説明されたときは少しわかりづらかったのですが、要は↓こーゆーことなんだなと理解しています。

例えば、同じ園に、卵にアレルギーがあるAちゃんと乳製品にアレルギーがあるBちゃんが通っているとします。

ある日のメニューにチーズオムレツがあった場合、Aちゃん(卵アレ)とBちゃん(乳アレ)が食べられないので、園としての対応食は「豚の塩焼き」の1種類で、AちゃんとBちゃんは二人とも豚の塩焼きを食べます。

Bちゃん(乳アレ)は卵は食べられるので「チーズだけ抜いたオムレツ」でもいいのですが、それだとAちゃんには別の対応食を準備しないといけないので、そういった対応はできないよ、ということですね。

ちなみにこの日小麦にアレルギーがあるCちゃんはチーズオムレツを食べます。

調理さんと担任が毎日相互確認

毎日の食事は、保育園の中で調理してくれています。

息子の分は、息子の名前がテプラで貼り付けてあるお盆に乗せて、提供されています。普通のお盆に「◯◯◯◯(息子のフルネーム)」「小麦 除去」「卵 除去」「乳製品 除去」とカラフルなテプラが貼られており、大人が見れば一目瞭然な状態。

毎日、担任の先生がアレルギー面談で確認した献立表を持参して調理室の前で「◯◯くん、牛乳は麦茶で対応です。かきたま汁は卵除去です、他はみんなと一緒です」と相互確認をしてくれているそうです。

3歳になった今は、自分も一緒に調理室の前についていって「◯◯(名前)です!」と言って自分の分を受け取りに行くのを手伝って(?)いるそうです。

家でも遊びながら「むぎちゃでたいおうでーす」と言っていて、先生が日々しっかりと確認してくださっているんだなと感じます。(アリガタイ!)

「自分の分」と「お友達の分」の区別がつくまでは別テーブル

配膳までは厳密に管理してくれたとして、食べるときにはどうなるの?っていうのがこの内容。

クラスのみんなで一緒に「いただきます!」のとき、アレルギーのないお友達は、一つのテーブルを4人で囲むかたちで席につきます。

一方うちの子供は、少し離れたところで一つのテーブルを独占!

自分の分とお友達の分が理解できるまでは、お友達のお皿に手を伸ばしてしまったり、お友達から「どうぞ」されてしまったりするのを防ぐために別のテーブルで食事です。

少し寂しそうだなと思わないこともないですが、ここは安全のため。

まぁゆうても本人は、食事介助の先生を独り占めできてまんざらでもない様子だったりします。笑

気になることはとことん聞く!

食事の様子などは、保育参観の日に見せていただけました。1歳児クラスの時は少し離れた位置に一人ぽつんという感じで食べていた息子ですが、2歳児クラスの現在は4にんがけのお友達のテーブルの横に少し小さめな専用テーブルをつけてもらい、楽しそうに一緒に食べていました。

担任の先生は、「保育参観に設定していなくても、見たい日に言ってくれればいつでも来ていただいて大丈夫ですよ〜^^」と言ってくださいます。

夕方迎えに行く時にも、食事の際にちょっとした変化があった際には細かく教えてくださいます。「今日はみかんを食べ終わった後で少し口の周りが赤くなっていました。10分くらいですぐ赤みがひいたので大丈夫だと思いますが、様子を見てください」など。

預け出した頃は心配なことも多かったですが、細やかな情報交換をしていただき、今では先生を信頼しています!

毎月のアレルギー面談で定期的に園長先生や栄養士の先生とも会話をする機会があるのもありがたいなと思っています。みなさんかなりしっかりと子供のことを見てくれていて、「おやつは蒸しパンよりもおにぎりの方が好きですかね?おにぎりの方が食べっぷりがいいので今月はおにぎり多めにしました!」などというプチカスタマイズまでしてもらっている息子。笑

保育園の食事、心配なこともあると思いますが、気になることは気軽に相談してみてください。きっと快くお答えいただけると思います!!